腹膜透析
腹膜透析
当院では血液透析のほかに、在宅で透析が可能な腹膜透析も可能です。
腹膜透析とは、自分の体の腹膜を使って、お腹の中の透析液を交換して透析をする方法です。
カテーテルを留置する手術が必要となります。
毎日自宅で透析ができるので、順調であれば、月1〜2回と外来受診回数を減らすことができます。
残存腎機能が長持ちする、食事制限の中でカリウムの制限が不要である、などのメリットがあります。
※血液透析はカリウムの多い食品の制限があります。野菜・果物・海藻類・豆など。
【CAPD】
透析液のバッグを一日数回(2〜4回)交換する方法です。
一回のバッグ交換には約30分かかります。
お腹の中に透析液が入った状態で生活し、3〜6時間おきに液の交換をします。
【APD】
夜寝ている間に専用の機械によって液の交換を行い、透析をする方法です。
日中の交換が不要のため、仕事や学校のある方、日中自由にしたい方は、こちらの方法をお勧めします。
腹腔鏡腹膜透析用カテーテル挿入
当クリニックでは、血液透析に加えて積極的な腹膜透析に力をいれております。腹膜透析を行うには全身麻酔による腹膜透析用カテーテル挿入が必要となります。専門医による腹腔鏡を用いた確実なカテーテル挿入術を行う事で、合併症の少ない早期の腹膜透析が可能です。専門スタッフがご自宅での腹膜透析可能な状態になるまで入院中に指導いたします。
腹膜透析における当院の実績
当院は札幌市の中でもっとも多く腹膜透析を実施している施設のひとつです。
現在25人を超える患者さんが腹膜透析を行っています。
外来・病棟共に腹膜透析に精通したスタッフが導入期の指導を行っています。
腹膜透析と血液透析の併用療法も可能です。
血液透析と腹膜透析の併用療法
週1日の血液透析と週6日の腹膜透析の併用も可能です。
お互いの治療で不足する面を補える治療で、基本的に血液透析の日は腹膜透析を行わずに腹膜を休ませることができます。
【併用療法スケジュールの一例】
日曜日 | 月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | 土曜日 |
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