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栄養科

病院食といえば、制限があり美味しくないというイメージが多いと思いますが、当クリニックでは制限を感じることなく「美味しい」と喜んでいただける食事を提供できるよう、日々取り組んでいます。

栄養科は、管理栄養士2名(1名:病態栄養専門管理栄養士、腎臓病病態栄養専門管理栄養士、腎臓病療養指導士、糖尿病療養指導士取得)、委託給食会社職員4名(1名:栄養士、3名:調理師)で構成されています。業務内容は、外来患者・入院患者さんの栄養指導・栄養管理・給食管理であり、給食管理は委託給食会社と連携し業務に取り組んでいます。

栄養指導・栄養管理

栄養指導の対象は、おもに腎疾患の患者さんが多く、慢性腎不全の保存期、血液透析、腹膜透析、腎移植前後の患者さんに栄養指導を行っています。また、夜間診療、夜間透析、オーバーナイト透析患者さんに対しては、夜間の栄養指導も行っております。その他、糖尿病や肥満症、脂質異常症などの指導も行い、患者さんそれぞれのライフスタイルに合わせた指導を心がけています。
栄養管理は、おもに入院患者さんを対象とし、栄養管理計画書に基づき実施しています。食事時間には病棟回診を行い、患者さんの栄養状態にいち早く気付けるよう努めています。外来透析患者さんにおいては、半年に1回栄養評価を行い、栄養状態の把握、栄養結果表の配布および情報共有を行い、栄養状態が低下しないよう定期的な介入を行っています。また、病棟や血液浄化センターのカンファレンスに参加し、他職種との連携も図っています。

栄養科 栄養科

 

給食管理

栄養科

当クリニックでは、制限食でも美味しく食べて頂くことを目標に、お米は契約農家の「まつもとファーム」から取寄せた、ななつぼしを使用しています。腎臓食や透析食でも、低たんぱく質食品などの特殊食品を利用せず、制限内で汁物や麺類、味付けご飯、生果物、月1回の行事食なども献立に取り入れており、「美味しい!」という言葉をたくさん頂いています。今後も満足していただける食事を提供できるよう、努力していきます。

業績

学会・研究会・講演など

 

2015年8月
第26回北海道腹膜透析研究会 「肥満腹膜透析患者における栄養指導の試み」
2016年1月
暮らしと健康の月刊誌ケア 「旬の食材 健康応援レシピ」に掲載
2016年6月
第89回北海道透析療法学会 「オーバーナイト透析導入前後の栄養状態の推移」
第4回日本腎不全栄養研究会学術集会・総会
「オーバーナイト透析患者の栄養状態の推移」
2016年9月
第22回日本腹膜透析学会学術集会・総会 市民公開講座
「わかりやすい!慢性腎臓病の食事療法~基本編~」
ドナーのつどい 「ひとつになった腎臓を大切にする食事をしましょう」
2017年3月
北海道医療新聞 「ひと短信」に掲載